コーナーキックってほんとにチャンス??
ゴール前まで運んだボールを相手にカットされてコーナーキック。
よしよし、チャンスだ!
よくある場面だと思います。
しかし、コーナーキックってほんとにチャンスなんでしょうか?
実はコーナーキックの得点率はおよそ2~4%ほどしかありません。
コーナーキックがシュートまで繋がるのが20%程度、そのシュートが入る確率が10%程度と言われています。
あのマンチェスターユナイテッドの監督、モウリーニョも「コーナーがこれほど評価されているのはイングランドだけ」と発言していて、コーナーキックの数が増えてもゴールの数はほとんど増えない(これは言い過ぎですが)とまで言われることもあります。
同じセットプレーであるフリーキックと比べても、10%程度の得点率があるフリーキックに比べて見劣りするのは確かです。
1試合に約5本ずつフリーキックとコーナーキックがあったとすると、単純に計算してフリーキックは2試合に1点、対するコーナーキックは10試合に1点となります。
また、カウンターから失点する危険性も見過ごせないでしょう。
種類にも依りますがフリーキックに対してコーナーキックはほぼ必ずヘディングに強いディフェンダーがゴール前まで上がります。
このためカウンターに対する守備力は一時的に低下しており、ただでさえ得点率の高いカウンター(15%程度(推測))がより確実なものとなるのは明白でしょう。
そのうえ、キッカーはコートの端っこ、ほとんどコート外にいますので部分的に数的不利な状況下におかれています。
ショートコーナーからの得点率なんかも比べてみないと分かりませんが、もしかしたらほんとうにコーナーキックはチャンスではないのかもしれませんね(中村俊輔がチームにいる場合を除く)。
何事もそうですが、今までの常識は一度疑ってみたほうがいいかもしれませんね。
では、